香炉づくり

香炉づくり。
やっとやっと最後...
朱泥粘土の処理これで終わりです。

朱泥香炉1

ちょっと時間が掛かってしまいましたが、
ようやっと朱泥作品の窯焚きができます。


朱泥香炉6



普段、家と工房で焚いているお香。
安価なお香ですが、
蚊取り線香のような渦巻きのシェイプと、
あまりきつくない白檀のほのかな香りが
とても気に入って使用してます。
このお香のための香炉づくり。




朱泥香炉2








まずは蓋と胴づくりを
できるだけ削りの無いよう、
ぎりぎりの厚みに、
手びねりで成形。


装飾を含めた全体の
デザインを考慮して、
高台はちょっとアレンジした
削り出しの三脚高台。



朱泥香炉3












次に蓋の装飾。
薄墨で当たりを付け、
コンパスを使って
円を描きます。


全ての円の内側を
浮き彫りの要領で彫ります。
円模様が強調され、
中に施す装飾を引き立てます。



朱泥香炉4













彫りを施した円の内側を
4種類のポンスを使い、
穴を開けていきます。
丸穴だけでも美しい模様となります。


蓋の内側からも
キレイな模様になるように、
丁寧に作業していきます。



朱泥香炉5














全体のバランスを考え、
成形したつまみを
蓋のトップに接着。


最後に胴部分に、
シェラックレジスト技法による
装飾を施して完成です。









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またまたやってます。

朱泥茶器13



懲りずにまたまたやってます...
シェッラクレジスト技法で装飾。

これがまた時間が掛かる...
ドット模様を入れ拭き取る作業まで、
1つ2時間半は掛かる。
ドットが細いともっと...(泣)







今回は朱泥粘土の始末に、
シェレックレジスト技法を使った装飾の試作品を色々作ってみたのですが...
今後、普段使う土で色々生かせそうなのでお楽しみに!!

朱泥茶器12

茶器はこんな感じになりました。
やっぱり、ドットは小さいほうが良いかな~!?

ここまでの制作の様子はこちらから。




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茶器パーツ付け3(持手)

茶器のパーツ付け最終は持ち手...。

朱泥茶器9

全てのパーツを付け終わった茶器。
他の朱泥作品同様、
これからシェラックレジスト技法による、
ドット装飾を行います。

朱泥茶器10





持ち手もさまざまな作り方が
ありますが、茶器のデザイン、
機能性(握りやすさ)を考慮し、
持ち手裏に丸みをつけることに...。

今回はカキベラを利用し、
粘土の塊から持ち手の原形を
掻きだしていきます。




カキベラを入れる深さを一定にし、
出来る限り同じ太さ、厚みのものを
掻きだし用意します。
後から調整するので、
ここでの原形は少し太く厚みを
持たせておきます。




原形に水を付け滑りを良くし、
程良い厚み、丸み、太さに
なるように調整していきます。
その後欲しい形に丸め、
ある程度乾燥させます。




朱泥茶器11






ある程度の硬さになったら、
必要な長さ、
断面は胴の丸みに合わせ、
カットします。
次に持ち手の位置決めをし、
薄墨で印を付けます。
その際、注ぎ口との位置関係、
持ち手の傾きに注意します。




今回はなめさず断面付けなので、
ドベをたっぷり付け、しっかり接着。
また、必要な部分を細い粘土紐で
補強すればなお安心!!





ここで持ち手の形を最終チェック...
なので、若干の変更が可能な
硬さで作業しています。
余分なドベを拭き取り、
ヘラで接着箇所を馴染ませたら作業完了!!
装飾の関係上、今回自分の印はここに!!







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茶器パーツ付け2(茶こし)

今日は茶こしづくりとその取付の様子。

朱泥茶器6

上の写真は茶こし専用の石膏型。
人により茶こし道具はいろいろ...
木型の人もいれば、凸凹の型を使う人さまざまです。
私はもっぱらこれを使用!!


朱泥茶器7


厚さ2mm程の粘土板を作り、
それを布で挟み、
厚さ1mmのタタラ板を置き、
更に麺棒で伸ばし、
1mm厚の粘土板を作る。



茶こし専用の型に
湿らせた布を被せてから、
1mm厚に伸ばした粘土を
丁寧に巻き付けていく。

布は無くても大丈夫ですが、
石膏型の保護にもなります。



巻きつけた粘土の余分な
部分を切り取り、
下からポンスで孔を開けていく。

いろいろ試しましたが、
私は下から順に開けていくのが
いちばんキレイに孔が開きます。

ポンスの先に灯油等をつけると
粘土がポンスにつかず、
上手く孔が開きます。

また、粘土が柔らかいと
孔を開けにくいので、
電球にかざしたりして硬さを調整。




朱泥茶器8





孔を開けた胴にドベをぬり、
茶こしを型ごと押し込み接着。

もちろん、型から外して
接着してもOK。







石膏型を抜いた後、
布を抜き取れば、茶こしが
胴にキレイについています。






余分なバリを取り除き、
ヘラで外、内ともに
馴染ませたら完了!!

茶こしを接着する際は、
胴と同じ硬さに調整し、
茶こしの割れを防止!!






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茶器パーツ付け1(注ぎ口)

工程が多く、手間の掛かる茶器づくり...。
注ぎ口、茶こし、持ち手、それぞれのパーツ付けの様子を
各作業ごと、数回に分けて紹介します。

朱泥茶器5

パーツの形はもとより、付ける位置によっても
作品の雰囲気がかなり異なってきます。
使い勝手も考慮しつつ、ベストなフォルムに!!

ここまでの制作の様子はこちらから。

朱泥茶器4



各部位の接着において重要なことは、
全てが同じ乾き具合であること。
乾燥の程度に差があると、
接着後の各部の収縮率に差が生じ、
割れや剥がれの原因になります。
接着時の乾燥具合の調整には、
最も配慮が必要です。


ろくろ挽きした胴と蓋を
デザインに合わせ、
丁寧に削りだす。



注ぎ口は斜めにカット。
急須職人さんは、
注ぎ口や持ち手の接着部を
胴の曲面に合わせて切る道具を
必需品としてお手製のものを使用。



注ぎ口の付く位置を決め、
薄墨で当たりをつけ、
コンパスで茶こしと同径
(または、やや小さめ)の孔を描く。
孔を刃物等で開けますが、
茶こしを受けやすいよう、
内窄まりになるように断面を
斜めにカット。




朱泥茶器3




丁寧に孔を開けた茶こしを、
胴孔の切り口にドベを塗り接着。
内、外ともヘラ、筆等で均します。

茶こしの作り方は、
次回詳しく紹介したいと思います。



斜めにカットした注ぎ口の根本の
内側の角を落としドベを塗る。

注ぎ口の位置付けで注意することは、
注ぎ口の先が胴の縁より下に
ならないようにデザイン、接着します。
注ぎ口の先がしたにあると、
お湯をいっぱいに注いだ時に、
注ぎ口からお湯が溢れてしまいます。



まっすぐ付くよう位置を
確認しながら接着します。
ドベのはみ出しを筆で取り除き、
ヘラで接着面を均します。

接着後、注ぎ口の先を刃物等で整えます。
一般的にキレの良い注ぎ口の調整は
先下半分を撫で付けて下に少し下げ、
注ぎ口の内側を刃物で少し削ぐことで
お茶は外にきちんと出るか、
内に戻るかの構造になって滴りを防ぎます!!




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