茶器パーツ付け1(注ぎ口)

工程が多く、手間の掛かる茶器づくり...。
注ぎ口、茶こし、持ち手、それぞれのパーツ付けの様子を
各作業ごと、数回に分けて紹介します。

朱泥茶器5

パーツの形はもとより、付ける位置によっても
作品の雰囲気がかなり異なってきます。
使い勝手も考慮しつつ、ベストなフォルムに!!

ここまでの制作の様子はこちらから。

朱泥茶器4



各部位の接着において重要なことは、
全てが同じ乾き具合であること。
乾燥の程度に差があると、
接着後の各部の収縮率に差が生じ、
割れや剥がれの原因になります。
接着時の乾燥具合の調整には、
最も配慮が必要です。


ろくろ挽きした胴と蓋を
デザインに合わせ、
丁寧に削りだす。



注ぎ口は斜めにカット。
急須職人さんは、
注ぎ口や持ち手の接着部を
胴の曲面に合わせて切る道具を
必需品としてお手製のものを使用。



注ぎ口の付く位置を決め、
薄墨で当たりをつけ、
コンパスで茶こしと同径
(または、やや小さめ)の孔を描く。
孔を刃物等で開けますが、
茶こしを受けやすいよう、
内窄まりになるように断面を
斜めにカット。




朱泥茶器3




丁寧に孔を開けた茶こしを、
胴孔の切り口にドベを塗り接着。
内、外ともヘラ、筆等で均します。

茶こしの作り方は、
次回詳しく紹介したいと思います。



斜めにカットした注ぎ口の根本の
内側の角を落としドベを塗る。

注ぎ口の位置付けで注意することは、
注ぎ口の先が胴の縁より下に
ならないようにデザイン、接着します。
注ぎ口の先がしたにあると、
お湯をいっぱいに注いだ時に、
注ぎ口からお湯が溢れてしまいます。



まっすぐ付くよう位置を
確認しながら接着します。
ドベのはみ出しを筆で取り除き、
ヘラで接着面を均します。

接着後、注ぎ口の先を刃物等で整えます。
一般的にキレの良い注ぎ口の調整は
先下半分を撫で付けて下に少し下げ、
注ぎ口の内側を刃物で少し削ぐことで
お茶は外にきちんと出るか、
内に戻るかの構造になって滴りを防ぎます!!




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Comment

う〜ん
素晴らしい〜!!
  • 2013/04/18 18:58
  • 生徒A
  • URL
Re: う〜ん
ありがとうございます。
只今、乾燥後のドット装飾中!!(シェラックレジスト技法)
  • 2013/04/18 23:17
  • kanae
  • URL
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