素焼き

  • Day:2012.04.03 23:44
  • Cat:制作
さあ、棚に並んだ作品の素焼きを行います。
窯詰めの前に作品の乾燥チェック!!
怪しい物は、作品裏を舌でぺろり・・・簡易検査。
その際、土肌が舌に吸着してくるようならほぼ安全。
ただ、肉厚・大物などは油断禁物。
生乾きは炉内での作品爆発の原因。
素焼き
素焼き2

効率良く隙間なく詰めてゆきます。
縁受けにならないようであれば、
重ねられる作品同士重ね合わせて、
高さ調節をします。
最上段に割れた棚板などを利用し
もう少し作品を詰めてゆきます。

この後最上段の棚板にレンガを乗せ、
窯詰め終了。

今回の焼成温度は800℃。
基本は100℃/1hのペースで温度を
上げてゆきます。

素焼き3




素焼きに楽観は禁物!

本焼き以上に「焚き割れ・冷め割れ」
の危険があります。

生の土を焼くとさまざまな化学変化が
生じるので、土にはかなりの負担。
慎重に昇温・冷却を。

自然冷却し、開扉。
無事焼き上がっています!!

 




素焼き4

今回の素焼きでは、ハラハラしました。
昇温中に何やら、嫌なアラーム音がしてきたのです。
デスクワークをしていたので、直ぐには何のアラーム音か分からず・・・
それはTVから流れる「地震速報」のアラーム音。
揺れを感じながら、「お願い大きくならないで」と祈るばかり。

もう何度焼成中に祈ったことか・・・
ここは千葉、3.11の時は震度5強から6の揺れ、窯は動き、中は全滅。
それ以来、窯焚き恐怖症です。

棚板の最上段に乗せる「レンガ」も、実は地震対策(気安め)。
でも、かえって危険なような気もしてます。

皆さんどうされているのでしょうか?
何か良い対策ありますか?


 ※ 素焼きのウィークポイント

  実は素焼き焼成において573℃は危険な温度なのです。
  この温度を堺に素地に含まれる石英の結晶構造に変化が生じます。
  昇温時には石英中の結晶が膨張、冷却時には急激に収縮するので、土の負担が大きく作品が割れる危険大!
  特に石英を多く含む志野土などの焼成は要注意!
  あぶり焚きと共に、この温度帯では慎重に急熱・急冷は避けるのがベスト。


 






にほんブログ村 美術ブログ 陶芸へ






スポンサーサイト

Comment

毎回、整形までしてあとは素焼きが完了するまで楽観的に待っていたのですが…そんな苦労があったのですね!!
毎度ありがとうございます♪
自分の作品がチラッと見えて何か嬉しかったです(*´∇`*)
  • 2012/04/05 18:28
  • あやの
  • URL
Re:素焼き
苦労というわけでは・・・
ポイントさえおさえれば、何のその!!
成形には大分慣れてきたけど、
そろそろ窯焚きのお勉強でもしますか?
まだまだ学ぶことは山ほどあるよ~。
私もまだまだお勉強中!!
  • 2012/04/05 22:22
  • kanae
  • URL
Comment Form
公開設定

Trackback


→ この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)